道路標識パロディ化 人気「うなぎ」昇り

ただ、道路標識は通行する車両や人に道路上のルールを伝えるのが本来の役割。道路交通法76条には、道路上で「何人も、信号機もしくは道路標識等またはこれらに類似する工作物もしくは物件をみだりに設置してはならない」と規定されており、違反した場合は6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金に問われる可能性もある。今回の「うなぎ注意」の標識は道交法上、問題はないのだろうか。

道路脇の「かねよ」敷地内に移されたうなぎ注意の標識=令和3年9月29日、大津市内
道路脇の「かねよ」敷地内に移されたうなぎ注意の標識=令和3年9月29日、大津市内

滋賀県警交通規制課によると、一般的に標識と見間違える可能性がある場合には、道交法に抵触する可能性があるという。民有地ではない路上に看板を設置する場合、所管する警察署に道路使用許可を取る必要がある。同課によると、路地裏の飲食店が客を誘導するため、メニューなどが描かれた立て看板を路上に置く場合にも許可を取らなければならないという。

うなぎ注意の看板は、道路脇の側溝の上に設置されていたが、いつでも移動できる状態だった。「かねよ」側は「楽しんでもらうための看板で、ご迷惑をお掛けすることがあってはならない」として9月28日以降、看板を店舗の敷地内に移動させた。店の周辺にはこいのぼりならぬうなぎのぼりも掲げられており、村田さんは「思う存分うなぎを楽しんでいただければ」と話している。(佐藤祐介)