タンチョウ射殺疑い 農家男性書類送検、北海道 - 産経ニュース

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タンチョウ射殺疑い 農家男性書類送検、北海道

国の特別天然記念物タンチョウを空気銃で撃ち死なせたとして、北海道警が種の保存法違反などの疑いで池田町の農家の60代男性を書類送検したことが4日、捜査関係者への取材で分かった。書類送検は1日付。

書類送検容疑は、6月5日午前、所有する同町の畑でタンチョウ1羽を空気銃で撃った疑い。

取材に応じた男性によると、所有する畑に入ろうとしたタンチョウを威嚇するため空気銃を5発発砲。近くで1羽が倒れているのを見つけ、警察に連絡した。捜査関係者によると、2発が羽などに命中していた。男性は約5年前から畑でタンチョウを頻繁に目撃するようになった。餌を探して畑に入る際、タマネギなどの野菜を踏み荒らすため、年間100万円以上の損害が出たこともあるとしている。

北海道・釧路湿原などに生息するタンチョウは絶滅の危機にあったが、国や自治体の保護活動が順調に進み、近年は個体数が増え、人里に近づくケースが相次いでいる。男性は「冬以外はずっと畑に現れるようになっている。国や自治体も保護政策をとるならしっかりと食害対策を考えてほしい」と話している。