岸田首相記者会見詳報

(4)「弱い立場の方々に現金給付」

初の首相会見を行う岸田文雄首相=4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
初の首相会見を行う岸田文雄首相=4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

=(3)から続く

--衆院選の日程に近接している、イタリアで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20)、英国で開かれる気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)への対応はどうするか。経済対策の策定に言及があったが、個人向けの現金給付を生活支援として行う考えはあるか。支給額や対象についても基本的な考えを

「はい。まず一問目の質問。G20あるいはCOP26への対応でありますが、こうした会議、当然のことながら、これは国際社会において大変重要な会議であると認識しています。

ただ、この現状において、これはリモート等の技術によって発言をする、参加することも可能であると認識しておりますので、できるだけそうした技術を使うことによって、日本の発言、存在力、しっかり示していきたいと考えています。

2問目の質問、個人的な現金給付、行うかということについては、私は、この今、コロナ禍において大変苦しんでおられる弱い立場の方々、女性や非正規、あるいは学生の皆さんといった弱い立場の方々に個別に現金給付を行うこと、これは考えていきたいと思います。

金額等につきましては今後、与党でも具体的な案をしっかりと検討した上で、確定していきたいと考えています」

--今回、新型コロナウイルス対策の関係閣僚を全員交代させた狙いは。関係閣僚の役割分担や意思決定の仕組み、専門家会議のあり方などを見直していくか。これまでの対策を分析し、人流抑制などの法改正や危機管理の司令塔の強化などを考えるとおっしゃったが、スピード感、スケジュールは

「はい。まずコロナ関係閣僚を代えたことの狙いというご質問がありました。自民党の中にはそれぞれ専門分野を持ち、有能な議員がたくさんいます。今回も山際(大志郎)大臣、後藤(茂之)大臣、あるいは堀内(詔子)大臣、それぞれの分野で活躍してきた有能な人材であると認識しています。ぜひ、こうした新しく就任した大臣においても、しっかりその職責を果たしていただきたいと思っています。

そしてそれぞれの分担については、ご案内の通り、山際大臣、この経済財政を中心にこうしたコロナ対策を考えていく。後藤大臣は厚生労働大臣です。そして堀内大臣、ワクチン担当大臣ということですが、これらの担当の大臣がいかにうまく連携していくのか、協力し合うことができるか、これが大変重要なポイントであると思います。

ですから今日も、私はこの3大臣に対してぜひ、全体像をしっかり国民の皆さんに示しながら、それぞれの役割分担をしっかり果たしてもらいたい、この連携の重要性をしっかり強調した、こういったことであります。

そして司令塔機能をはじめとする今後のスケジュール観、スピード感というご質問がありました。これは今回のコロナとの戦いの中で、私自身は、このコロナとの闘いの司令塔機能、これが重要だということを申し上げてきました。

こうした体制をしっかり作っていくことは、これから将来に向けてもこの危機管理という面で大変重要であると認識しています。このスケジュール感ということについては、こうした大きな方向性を示しながら、具体的にスケジュール感を作っていきたいと思っています。

できるだけ早急にということは間違いないわけでありますが、そういった方向性と、そしてスピード感を持って努力し、そうした未来に向けて、司令塔機能をしっかり作っていく取り組みを進めていきたいと思っています」

=(5)に続く