勝が念願のビッグタイトル 米ツアー参戦も視野に

【「第54回日本女子オープンゴルフ選手権」ファイナルラウンド】18番ホール ウイニングパットを沈め、ガッツポーズする勝みなみ =栃木県那須烏山市の烏山城カントリークラブ(撮影・戸加里真司)
【「第54回日本女子オープンゴルフ選手権」ファイナルラウンド】18番ホール ウイニングパットを沈め、ガッツポーズする勝みなみ =栃木県那須烏山市の烏山城カントリークラブ(撮影・戸加里真司)

女子ゴルフの日本女子オープン選手権最終日は4日、23歳の勝みなみが首位から6バーディー、1ボギーの66で回り、通算14アンダーの270で国内四大大会初勝利を挙げた。

夢がかなった。「女子オープンは夢舞台。この優勝はすごくうれしい」。最終18番のボギーパットを沈めた勝は、控えめなガッツポーズにとどめたが、17番フェアウエーを歩いているとき、ギャラリーから「優勝おめでとう」と声をかけられ「思わず泣きそうになった」と喜びをかみしめた。

2位に1打差の首位で迎えた最終日。出だしから試練が訪れた。1番は読みづらいスネークラインの3メートル、2番はスライスラインの4メートル。パーパットで難しい距離が残った。「長いパーパットだったけど、決めたら流れが来ると思った。自信を持って打った」。いずれもパーでまとめ、いつもの姿に戻った。

3番でバーディーを奪うなどスコアを5つ伸ばし通算14アンダー。上位陣が崩れる中、2位に6打差の圧勝である。

2年前から始めた筋力強化の効果だった。体幹が強くなり、体もひと回り大きくなった。飛距離が伸び、以前から得意のアイアンショットも精度を高めた。

夢は広がる。米ツアー挑戦だ。今年6月の全米オープンに出場し、現地で〝黄金世代〟(1998年度生まれ)の同期、渋野に背中を押されたという。「米ツアーの良さを教えてもらって、すごく行きたくなった。一緒に戦おうって」

この勝利で得た3年シード権も追い風になりそう。「そこも大きい。来年のQT(最終予選会)を受ける方向で考えてます」。ビッグタイトルを手にし、日本から世界を見据える。(清水満)