【異論暴論】11月号好評販売中 悪夢の民主党政権忘れるな 問われる自民党のあり方 - 産経ニュース

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異論暴論

11月号好評販売中 悪夢の民主党政権忘れるな 問われる自民党のあり方

菅義偉首相(左)から政権を引き継ぐ自民党の岸田文雄新総裁(右)のもと、追加経済対策の検討が本格化する=9月29日、東京都港区(三尾郁恵撮影)
菅義偉首相(左)から政権を引き継ぐ自民党の岸田文雄新総裁(右)のもと、追加経済対策の検討が本格化する=9月29日、東京都港区(三尾郁恵撮影)

3年3カ月の民主党政権で学んだことは、自民党にお灸(きゅう)を据えるつもりの選択が招いた混乱の大きさだった。あの悪夢を繰り返さないためにも、自民党は9月29日の自民党総裁選で、危機に対峙(たいじ)できる人物を選ぶ必要があった。

ところが、総裁選では、目前に迫った衆院選の「看板」になるとして、選挙に不安を抱える国会議員らが河野太郎ワクチン担当相支持に回った。その河野氏について、ジャーナリストの櫻井よしこ氏は「皇室、歴史認識、国防、エネルギーなど、国家的重要性を有する問題について、氏の言葉は信ずることができない」と言い切る。防衛相時に地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止した河野氏が総裁有力候補になったのは、「戦後、国防をおよそ全て米国に依存してきた結果、祖国は国民自らが守るものだという至極当然のことを、国全体で、国民大半が忘れてきた」ことの結果だと断じる。

その河野氏が頼った石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相は「小石河連合」と称された。3氏が「『リベラル』の心性を持っている」とする麗澤大学教授の八木秀次氏は、「保守」を自称するリベラル勢力が自民党内にはびこる現状を憂う。産経新聞政治部編集委員の阿比留瑠比氏は、共産党との距離をつめて政権批判ばかりの立憲民主党の本質を暴く。

「自民党の民主党化、民主党の共産党化」で政治不信は高まっているとして、統治機構改革の推進を慶応義塾大学教授の松井孝治氏は求める。デフレからの脱却を産経新聞特別記者の田村秀男氏が、脱炭素で製造業がつぶれかねないと一般財団法人「産業遺産国民会議」の加藤康子専務理事が訴える。森喜朗元首相の新連載「元老の世相を斬る」では総裁選をめぐる裏話が面白い。(楠城泰介)

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