文氏が就任祝う書簡「価値共有する隣国として協力」 - 産経ニュース

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文氏が就任祝う書簡「価値共有する隣国として協力」

韓国の文在寅大統領(聯合=共同)
韓国の文在寅大統領(聯合=共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、岸田文雄新首相に就任を祝う書簡を送り、「韓日関係を未来志向的に発展させるため、ともに努力していこう」と呼び掛けた。韓国大統領府が明らかにした。文氏は国交正常化以来最悪といわれる日韓関係の改善に向けて菅義偉(すが・よしひで)前首相との対話を模索しながら、いわゆる徴用工訴訟問題などで折り合えず、一度も直接会談できなかった経緯がある。

文氏は「両国が民主主義と市場経済という基本の価値を共有し、地理的、文化的に最も近い国として、隣国にふさわしい協力の手本を見せられるよう意思疎通し、協力していくこと」に期待を示した。大統領府は「韓国政府は日本の新しい内閣とも向き合って対話し、意思疎通する準備ができている」とも強調した。

文氏の任期が残り約7カ月となる中、最悪の日韓関係を放置したとの〝汚名〟を避けたい思いもにじむ。

韓国の聯合ニュースは4日、韓国で〝極右〟のレッテルが貼られてきた安倍晋三元首相らに近い人物が複数入閣した点を挙げ、「極右政治家を内閣の要職に起用したことは、韓日関係に負担として作用する可能性がある」と論じた。