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電動マウンテンバイク 秋風感じ坂道もスイスイ

グリーナブルヒルゼンのパビリオン棟前を走るe-MTB。気候のいい秋はサイクリングシーズンだ
グリーナブルヒルゼンのパビリオン棟前を走るe-MTB。気候のいい秋はサイクリングシーズンだ

豊かな自然を感じることで緑を守る大切さを感じてもらおうと、岡山県真庭市の観光文化発信拠点施設「グリーナブルヒルゼン」は、電動マウンテンバイク(e-MTB)を貸し出すレンタサイクル事業を行っている。施設周辺にはサイクリングコースが整備されており、アップダウンのあるコースでもe-MTBはすいすい走る。関係者は「秋はサイクリングシーズン。蒜山(ひるぜん)高原の豊かな自然を感じてほしい」と呼びかけている。

29キロの自転車道

グリーナブルヒルゼン内にあるサイクリングセンターでレンタルしたのは米TREK社のe-MTB、「e-bike Powerfly5」(市販価格は約56万円)。身分証の提示などの手続きを済ませ、スタッフにサドルの高さを調整してもらい、電動アシストなどの操作の説明を受けて出発する。

ハンドルにある電動アシストのスイッチを入れるとこぎ出しが軽い。蒜山高原の新たな名所となった世界的建築家、隈研吾氏デザイン監修のパビリオンから離れ、サイクリングコースへと進む。残暑を思わせる日差しと草木の緑、秋の訪れを感じさせる涼しい風、秋の蒜山高原自転車道だ。全長29・3キロの周回コース。最大標高差は135メートルある。

グリーナブルヒルゼンのサイクリングセンターではレンタル前にスタッフがサドルの高さを調整。電動アシスト機能の操作方法の説明もある
グリーナブルヒルゼンのサイクリングセンターではレンタル前にスタッフがサドルの高さを調整。電動アシスト機能の操作方法の説明もある

e-MTBの性能が最大限に発揮されるのは坂道。高原の自転車道だけあって、上り坂は少なくはないが、12段変速と電動アシストのおかげで押してもらっているようにすいすい進む。路面には枯れ葉などもあるが、整備されたブレーキはよく効き、減速・停止もしっかりできる。

見晴らしのよい平らな場所でペダルを踏み込むと、ハンドル部分に取り付けられている速度表示は時速30キロを軽々と超えていく。快適な走りにe-MTBの性能の高さを実感する。

電源は再生可能資源

グリーナブルヒルゼンは真庭市が7月15日にオープンした観光文化発信拠点施設。グリーナブルは、自然を象徴するグリーンと、持続可能を意味するサステナブルを合わせた造語。隈研吾氏デザイン監修のパビリオン棟のほか、芸術作品を展示するミュージアムや地元産品などを販売する店がある。

e-MTBをレンタルできるサイクリングセンターも施設内にある。周囲に整備された全長29・3キロの蒜山高原自転車道を走ることで、緑豊かな森林や田畑、酪農施設、ワイナリーのある環境を感じることができる。また、センター内では、パビリオン棟が描かれたマンホールカードやサイクリングマップも入手できる。

サイクリングセンターではマンホールカードももらえる
サイクリングセンターではマンホールカードももらえる
マンホールカードの裏面
マンホールカードの裏面

e-MTBを含め施設内の電力は、真庭市や地元企業が事業主体となってつくる「真庭バイオマス発電」が供給。サイクリングをアシストしているのは再生可能エネルギーなのだ。

真庭バイオマス発電は、地元産ヒノキの端材や間伐材などをチップ化して燃料としたバイオマス発電を行っている。この発電事業は森林保全に役立つだけでなく、発電施設自体を見学するバイオマスツアーも企画されることで観光資源にもなっている。

気候のいい秋こそ

サイクリングセンターには電動アシスト機能付きの8台を含め、計18台の自転車がある。レンタル料は、e-MTBが1日7000円▽電動クロスバイクは同5500円▽大人用マウンテンバイクは同4500円▽子供用マウンテンバイクは同2000円。

貸出時間は午前9時~午後5時で、水曜定休。事前にグリーナブルヒルゼンのウェブサイトから予約して利用する。空きがあれば、センターで利用当日に申し込むこともできる。今秋は11月30日まで。積雪のある冬はオフシーズンとなる。

センターのスタッフは「気候のいい秋はサイクリングを楽しむのに最適な季節。多くの人に利用していただき、真庭の自然を感じてほしい」と呼びかけている。(高田祐樹)

問い合わせは、グリーナブルヒルゼンのサイクリングセンター(0867・66・3220)。

記者がレンタルしたe-MTB。自転車道は山や川の自然に囲まれている
記者がレンタルしたe-MTB。自転車道は山や川の自然に囲まれている