プチ鹿島さん「安倍ガチャ内閣」…新内閣を識者は - 産経ニュース

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プチ鹿島さん「安倍ガチャ内閣」…新内閣を識者は

グータッチをする自民党・岸田文雄総裁(中央)=4日午後、国会・衆院本会議場(三尾郁恵撮影)
グータッチをする自民党・岸田文雄総裁(中央)=4日午後、国会・衆院本会議場(三尾郁恵撮影)

「全員野球」を掲げ、中堅、若手を積極登用した岸田文雄首相。識者は新内閣をどう見たか。

時事ネタを得意とする芸人のプチ鹿島さんは、子は親を選べないことを意味する「親ガチャ」とかけて、「安倍ガチャ内閣」と命名。安倍晋三元首相を親に見立て、その影響から逃れられない岸田氏が、必死に独自色を出そうと抵抗しているように映ったという。

若手の起用や13人を初入閣させるなど「安倍・菅政権との違いを見せた」ことは評価。ただ、森友学園をめぐる財務省の文書改竄(かいざん)問題では、当初再調査の意向を示しながら軌道修正させており、「最初だけの勢いで、最終的に安倍氏などへの配慮が目立つ可能性もある」と警戒感を示した。

「地味ではあるが、調和重視で、改革との両立を模索している」とみるのは、国際政治学者の三浦瑠麗さん。女性登用は3人と多くないが、当選3回の牧島かれん氏をデジタル相にあてるなど、「決まり切った顔ぶれではなく、新たな女性リーダー候補の発掘につなげている」。

足元に衆院選やコロナ対策が待ち受ける中、重要閣僚の外相と防衛相を再任したものの、突破力のある人材に欠けるように映る。三浦さんは「米中対立が深まり、国際的に日本が自発的に動かなければならない時期でもある」と指摘。「選挙やコロナを乗り越え、中長期を見据えた日本外交が必要だ」と訴えた。

作家の江上剛さんは、安倍元首相や麻生太郎前副総理、甘利明幹事長の頭文字を取り、「ウィズコロナならぬ、ウィズ3A」と皮肉交じりに表現。その上で、「自民党を変えるというメッセージは伝わらない」と厳しく指摘する。

コロナ政策で省庁の縦割りが問題となったことを踏まえ、三浦さんと同じく、新時代を作る突破力のある人材の必要性を訴えた。一方、総裁選を争った野田聖子氏を少子化相に起用した点や、大胆な改革が期待できそうな萩生田光一氏を経済産業相に起用した点は評価。「若手閣僚は知らない人ばかりで、とがった人材がいない。総裁選で戦った河野太郎氏を官房長官にするとか、もっと大胆な人事を行い、もっと異端を許容できるような自民党であってほしい」と注文を付けた。