【岸田首相記者会見詳報】(7)「拉致問題、一刻の猶予もない」 - 産経ニュース

メインコンテンツ

岸田首相記者会見詳報

(7)「拉致問題、一刻の猶予もない」

ひな壇での記念撮影に臨む岸田文雄首相(中央)と新閣僚たち=4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
ひな壇での記念撮影に臨む岸田文雄首相(中央)と新閣僚たち=4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

=(6)から続く

--北朝鮮による拉致問題について。金正恩総書記と直接、向き合う覚悟があるとおっしゃったが、どうやって会談の道筋をつけたいと考えているか。拉致被害者が最後に帰国してから20年近く経過したが、その後は1人の帰国も実現していない理由をどう考えるか。その問題を克服するため、岸田内閣であるからこそできることは何か

「まず、私が先ほど、金正恩委員長と直接向き合う必要があるということを申し上げたのは、やはり、北朝鮮の政治体制を考えますと、やはりトップの会談、あるいはさまざまな議論、これが何よりも重要であるという観点から、直接向き合う覚悟であるということを申し上げさせていただきました。

そして今日まで、なかなか拉致問題について結果が出てこない、今後の道々についてどう考えるかということでありますが、私も北朝鮮との関係においては、外務大臣時代、ストックホルム合意をはじめ、さまざまな取り組みを試みました。結果として、その結果、具体的な成果があがらなかったということについては、しっかりと反省しながら、拉致問題についても、しっかりと考えていかなければならないと思いますし、何よりも、米国においても新政権が誕生しました。

新政権の北朝鮮政策のありようについても、しっかりと把握しながら、そしてその中で、日本としてどんな役割を果たせるのか。こういったことも考えながら具体的な取り組みを進めていくべきであると思っています。

道筋、それから、どうやって結果を出すのかというご質問ですが、今、この時点で、具体的な道筋を申し上げることはできませんが、ぜひ、こうした関係国との連携の中で、日本が果たす役割をしっかりと確認し、責任を果たしていきたいと思っています。

いずれにせよ、拉致被害者のご家族の高齢化が進んでいます。これは一刻の猶予もない課題であると思います。強い思いをもって、覚悟をもって取り組みを続けていきたいと思います。以上です」

--衆院選の日程について。新型コロナウイルスの状況が落ち着いているからこの時期に実施するのか。また、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまがご結婚される26日に公示日を重ねない配慮があったのか

「まず今回、先ほど、表明させていただきました選挙日程を決定させていただきましたのは、何よりも、衆議院の任期は10月21日です。ですので衆議院議員の空白、これをできるだけ短くしなければいけない。これは当然のことだと思います。

そして先ほど申し上げたように、これから本格的にコロナ対策、あるいは経済対策を進めていかなければいけない。その際に、まずは国民の皆さんに、岸田に任せていいのかどうか。これをしっかりとご確認いただき、そうした国民の皆さんの意思、思いをしっかり背景に、思い切ってコロナ対策、そして経済対策を行うことができないか、そういった思いから日程を決めさせていただいた。こういったことであります。

コロナが広がっていないうちに選挙をやることを考えたかどうかという質問でありますが、国民の皆さんに、この貴重なご判断をいただくわけですから、コロナの状況も当然、念頭に置いて、より国民の皆さんに選挙に向けて、しっかりとした思いを表明していただける、こういった環境は、大事であると思います。ただ、先ほど申し上げましたことが最大の目的であるということは、申し上げさせていただきたいと思っております」

=(8)に続く