衆院選31日投開票 首相「可及的速やかに信任」

初閣議を終え、岸田文雄首相(前列中央)とともに記念撮影に臨む新閣僚ら=4日午後、首相官邸(納冨康撮影)
初閣議を終え、岸田文雄首相(前列中央)とともに記念撮影に臨む新閣僚ら=4日午後、首相官邸(納冨康撮影)

岸田文雄首相は4日の記者会見で、衆院を14日に解散し、次期衆院選を「19日公示-31日投開票」の日程で行うと表明した。首相は「10月21日に衆院議員の任期は満了する。可及的速やかに総選挙を行い、国民から信任をいただいて国政を担っていく必要がある」と説明した。

また、「一刻も早く大型で思い切った新型コロナウイルス対策、経済対策を実現していく。そのためにはいの一番に国民に岸田に任せていただけるのかどうか、判断をいただく」とも語った。

首相は先月29日投開票の自民党総裁選で「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と公約しており、衆院選で勝利すれば直ちに対策のとりまとめに着手する。

衆院選の日程をめぐっては「10月26日公示-11月7日投開票」を軸に検討してきた。今月30、31両日にイタリアで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への出席を見据え、「11月2日公示―14日投開票」とする案もあった。大幅に前倒ししたことに伴い、G20サミットへの出席は見送る。

衆院議員の任期は10月21日。菅義偉(すが・よしひで)前首相が9月3日に辞意を表明したことに伴い任期が満了した後の衆院選は不可避だったが、同じ10月までに衆院選を終えたい意向も働いた。「ご祝儀相場」で内閣や自民の支持率上昇が期待できる新政権発足直後の方が、選挙に有利と判断したとの見方もある。