岸田氏、14日解散の意向 金子氏初入閣で調整

自民党本部を出る岸田総裁=2日夜、東京・永田町
自民党本部を出る岸田総裁=2日夜、東京・永田町

自民党の岸田文雄総裁は4日召集の臨時国会で首相に就任後、会期末の14日に衆院を解散する意向を固めた。関係者が2日、明らかにした。閣僚人事では金子恭之元国土交通副大臣(60)を初入閣させる方向で調整に入った。岸田氏は4日、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、新内閣を発足させる。岸田氏が掲げる「老壮青」のバランスの取れた陣容になるか注目される。

自民、立憲民主両党の国対委員長は1日、臨時国会の会期を14日までとする日程で合意している。政府与党は8日に新首相の所信表明演説を行い、11~13日に衆参両院での各党代表質問を実施する考えだ。14日に解散した場合、衆院選は「10月26日公示―11月7日投開票」が有力となる。「11月2日公示―14日投開票」とする案もある。

公明党の山口那津男代表は10月2日、北海道岩見沢市で記者団に、14日の臨時国会会期末に衆院を解散すべきだとの認識を示した。新型コロナウイルス経済対策の早期実施を訴え「所信表明と代表質問で各党の主張が出そろう。それを有権者が見比べ、政権を選択する。解散すべきだ」と述べた。

岸田氏は2日、官房長官に内定している松野博一元文部科学相(59)、官房副長官に起用する予定の木原誠二衆院議員、磯崎仁彦参院議員らと党本部で閣僚人事や国会対応について協議。記者団に対し、人事について「引き続き作業を進めている。明日中には実質、決めたい」と述べた。

金子氏は衆院熊本4区選出で当選7回。岸田氏が率いる岸田派(宏池会)に所属し、岸田氏の政調会長時代には政調会長代理として支えた。

旧竹下派(平成研究会)の西銘恒三郎元経済産業副大臣(67)や細田派(清和政策研究会)の末松信介参院国対委員長(65)、二階派(志帥会)の小林鷹之衆院議員(46)の初入閣も取り沙汰されている。

また、岸田氏は政権発足時に起用する首相秘書官8人を内定した。筆頭格を嶋田隆・元経産事務次官が務めるほか、財務省の宇波弘貴主計局次長、経産省の荒井勝喜商務情報政策局長、外務省出身の中込正志国家安全保障局担当内閣審議官、岸田事務所の山本高義政策秘書らを起用する。