花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(842)負けるべくして負けた河野太郎氏

自民党総裁選で新総裁に選ばれた岸田文雄前政調会長(右)とグータッチする河野太郎ワクチン担当相。手前は菅義偉首相=9月29日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)
自民党総裁選で新総裁に選ばれた岸田文雄前政調会長(右)とグータッチする河野太郎ワクチン担当相。手前は菅義偉首相=9月29日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

河野太郎氏、負けるべくして負けたというべきだろう。

自民党総裁選が進むにつれ、パワハラ、年金政策など問題が続出、とどめが弟が社長をつとめる日本端子。中国との関係は看過できない。

『週刊文春』(10月7日号)は「新総理で自民大分裂 河野VS.安倍 全暗闘」。

裏事情をこねくり回して、どうしても安倍(晋三元首相)VS.菅(義偉首相)、河野氏という構図にもっていきたいらしい。

〈「露骨な〝河野潰し〟に動いた安倍氏と、逆に〝岸田潰し〟に動いた菅首相との亀裂は決定的」(自民党幹部)〉

菅首相側には、

〈「河野氏、石破氏、進次郎氏という国民の人気者たちが勢揃い」(同)〉と、いうが、この3人、今回の総裁選で完全にメッキが剝げた。特に石破茂氏、今後は一匹おおかみ的、党内不満分子としてしか生き残れまい。

安倍、菅氏関係については、ぼくが得ている情報は違う。

「皇室を揺るがす青年は一体何者なのか 小室圭さん『全史』」は総集編、ほとんど知っている話。

『週刊新潮』(10月7日号)は「『秋篠宮家は不要』⁉ 『眞子さま&小室圭さん』が招いた恐るべき世論」。

自らの言いたいことを〝世論〟に語らせるいつもの手口。

それより『新潮』、なぜ前号から続く『MONEY』欄のスクープをトップにしないのか。

コロナ禍の日本でアルコール入りハンドジェル、PCR検査キットなどを大々的に販売、マスク不足の折には東京、名古屋などで「マスク寄付活動」を展開していた「東亜産業」。

社長の渡邊龍志氏なる中国人が「中国残留孤児2世」になりすまして日本へ密入国。空き巣、公正証書原本不実記載同行使、薬事法違反などで逮捕歴3回という奇っ怪な事件。

週刊誌としては絶好のネタではないか。繰り返すが、なぜトップにしないのか。

『週刊朝日』(10・8)で小沢一郎氏が「この衆院選で自民党を打倒する」。

正気か。

(月刊『Hanada』編集長)