熱海土石流3カ月 住民黙禱、「不明者早く見つかって」 - 産経ニュース

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熱海土石流3カ月 住民黙禱、「不明者早く見つかって」

静岡県熱海市で発生した大規模土石流の起点付近=2日午後2時52分
静岡県熱海市で発生した大規模土石流の起点付近=2日午後2時52分

静岡県熱海市で発生した大規模土石流は3日、発生から3カ月となり、被災した伊豆山地区の住民や遺族ら約30人が発生時刻に合わせて現場付近で黙禱(もくとう)した。26人が死亡し、依然1人が行方不明。遺族らでつくる「熱海市盛り土流出事故被害者の会」会長で、母を亡くした瀬下雄史さん(53)=千葉県=は「一刻も早くあと1人が見つかってほしい」と話した。

晴天で蒸し暑い中、警察や消防は3日も行方不明となっている太田和子さんの捜索を続行。市は「当面、50人態勢を維持する」としている。主な道路などの土砂やがれきはほぼ撤去され、災害ボランティアは住宅の外壁に付着した土砂を取り除くなどしていた。

自宅が全壊し、県外の賃貸住宅に引っ越した太田滋さん(65)は黙禱後、「まだこれからの生活のスタートラインにも立てていない。心の整理も付いていない」と不安そうな表情で話した。