那智の滝で献茶、厳かに 江戸期の流祖しのび

熊野那智大社のご神体「那智の滝」前で行われた献茶式=3日午前、和歌山県那智勝浦町
熊野那智大社のご神体「那智の滝」前で行われた献茶式=3日午前、和歌山県那智勝浦町

和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社のご神体「那智の滝」前で3日、江戸時代中期の茶人川上不白をしのぶ献茶式が行われた。滝の音が響く中、不白を流祖とする江戸千家宗家蓮華庵の川上閑雪家元(62)が厳かにお点前を披露した。

同県新宮市生まれの不白が那智の滝を崇拝していたと伝わることから、2008年から毎年秋に献茶が行われている。

熊野那智大社のご神体「那智の滝」前で行われた献茶式=3日午前、和歌山県那智勝浦町
熊野那智大社のご神体「那智の滝」前で行われた献茶式=3日午前、和歌山県那智勝浦町

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国で解除され初の日曜日となったこの日は多くの人が訪れ、茶をたてる家元の所作を静かに見守った。家元は「コロナの終息を祈りながら献茶した。神聖な気を感じ、心がリフレッシュした」と話した。