孤高の国母(120)老女官が語る皇太后の1日 夜遅くまで何をしていたのか2021/10/3 07:00川瀬 弘至有料プラン記事ライフ皇室孤高の国母反応大宮御所の廊下(宮内庁所蔵)皇太后宮の女官トップは、典侍の竹屋津根子だ。貞明皇后より12歳年長のベテランで、「奥」の隅々まで知っている。竹屋が語る、貞明皇后の1日に耳を傾けてみよう。まずは朝の様子から―「皇太后になられてからの御日常は、御起床が七時三十分前後で御座います。それから『御しまひ』と申して朝の御身支度があり、次いで御召換(おめしかえ)が行はれます。朝食は御召上りになりませんで、たゞこの御召換の前に茶碗半分程の白湯(さゆ)に梅干を入れたものを召上るだけで御座います。又薄茶だけを召上ることも御座いました…」反応