熱海土石流3カ月 26人犠牲、いまだ1人不明

静岡県熱海市で7月に起きた大規模土石流から3日で3カ月。26人が犠牲になり、いまだ1人が行方不明だ。被災した伊豆山(いずさん)地区の住民や遺族計70人は9月28日、起点となった土地での不適切な盛り土が原因として、土地の現旧所有者などに計約32億円の損害賠償を求めて提訴した。複数の遺族は10月中にも殺人容疑で旧所有者を刑事告訴する方針で、責任追及を目指す。

土石流は7月3日午前10時半ごろ発生。盛り土など計約5万6000立方メートルが崩れ、川沿いに約2キロ下の伊豆山港まで流れ込んだ。

県によると、起点で崩れた盛り土は届け出の計画を超える最大約50メートルまで積み上げられ、適切な排水設備や崩落防止措置が取られていなかった疑いがある。

土石流では流失した44棟を含む計64棟(88世帯)が全壊か半壊となった。県は民間賃貸住宅や公営住宅を用意し、10月1日時点で105世帯の入居が決まったり手続きが進んだりしているが、ホテルでの避難生活が続く人も10世帯20人いる。