原坂一郎の子育て相談

母親に攻撃的な小4の娘

小学校4年の娘は気難しく、すぐに「でも」や、「だって」と言います。私の話は全く聞かないのに、言葉の断片を切り取っては攻撃し、自分の言葉ばかり聞いてもらおうとします。何でそうなるのか聞くと、「ママのことが好きだから」「話したいから」と言います。先日は私に対して「図々しい女!」と言ったので叱ると、「ママに殺される!」と大声で叫び続けました。病院などにかかった方がいいでしょうか。穏やかに言っても怒ってもだめで、ほとほと疲れます。きょうだい分け隔てなく接しているつもりですが、「兄と弟ばかりかわいがり私のことがかわいくないんだ」といつも言います。実家は遠く、主人は単身赴任中です。

毎日一生懸命子育てを頑張っておられる様子がうかがわれます。1人で3人を育てるだけでも大変なのに、子供からそんなことばかり言われるのはおつらいですね。

どの家庭でも、きょうだいがいると親は平等にかわいがっているつもりでも、その接し方の微妙な違いで、本人しか気づかない「差」を感じるものです。あなたは否定したとしても、娘さんがそう感じているという事実は受け止めないといけません。しばらくは、逆に兄たちが「不公平」と思うくらい差をつけて娘さんに接してみてはいかがでしょう。

それでも全く変わらないのなら、娘さんは心の病のようなものを抱えているのかもしれません。あなたの口から「病院」という言葉が出るとは、娘さんのことで不安に感じてしまう何かがあるのだと思います。そんな心配もあるのなら、「病院にかかる」と大げさに考えず、専門家のアドバイスをもらう、といった感じで、児童相談所などにまずは相談するのがよいかと思います。信頼のおける学校の先生に正直に話して、そこから適切な機関を紹介してもらうのもいいでしょう。

子育ての悩みは、一人で抱え込まないことが大切です。身内に相談できる人がいない場合は、公を頼ればいいのですよ。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。

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