高難度構成に挑んだ宇野「今できることできた」

【フィギュアスケート ジャパンオープン2021】宇野昌磨の演技=さいたまスーパーアリーナ(桐原正道撮影)
【フィギュアスケート ジャパンオープン2021】宇野昌磨の演技=さいたまスーパーアリーナ(桐原正道撮影)

フィギュアスケートのジャパン・オープンは2日、さいたまスーパーアリーナでフリーを演技して争われ、男子は2018年平昌冬季五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が演技後半にフリップとトーループの4回転ジャンプを決め、181・21点で1位となった。

名曲「ボレロ」で、高難度の構成に挑んだ。宇野はフリーの演技に予定通り4回転ジャンプを4種類5本入れ込み、うち3本に成功。181・21点を記録し、「やれたところも、まだまだのところもあった。僕の現状は、このレベルだと受け止めている」と振り返った。

冒頭の4回転ループは回転不足で転倒し、続く4回転サルコーは2回転になった。だが、ここから挽回した。基礎点が1・1倍になる後半に4回転フリップを決め、4回転-2回転の連続トーループも成功。「できすぎることもなく、できなさすぎることもなく。今できるジャンプは、試合でできた」と納得の表情を見せた。

昨季4回転ジャンプは3種類4本だった。「世界のトップで戦える選手でいたい」と、シーズンオフに4回転ループの練習を再開し、高難度の構成に挑む決意を固めた。

4回転ジャンプが増えることの難しさは「失敗すると、ドミノのように失敗が連鎖してしまうこと」という。「自信のあるジャンプを増やして、どこでその失敗を止めるか」がカギとなる。2022年北京冬季五輪へ、自ら定めた高いハードルを越えていく。(久保まりな)