LIVE配信中

LIVE配信中

立憲民主党代表選 投開票

<独自>大阪府警OBを傷害容疑で逮捕 金銭も受領か

家宅捜索では、防護服を着た捜査員もいた=10月1日午後、大阪府泉佐野市(小川恵理子撮影)
家宅捜索では、防護服を着た捜査員もいた=10月1日午後、大阪府泉佐野市(小川恵理子撮影)

勤務先の同僚男性の手の甲に割りばしのようなものを突き刺したとして、大阪府警が傷害容疑で、元府警警察官で会社員、竹丸泰宣容疑者(45)=同府泉佐野市=を逮捕していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。容疑を認めているという。府警は同日午後、竹丸容疑者の自宅を家宅捜索。竹丸容疑者が男性に繰り返し暴行を加えて多額の金銭を受け取っていたとの情報もあり、府警が裏付けを進めている。

捜査関係者によると、竹丸容疑者は9月28日朝、貝塚市内の駐車場で、勤務先の50代の男性会社員に「膝に手を置け。貫通させたる」などと言って、男性の手の甲部分に割りばしのようなものを突き刺し、けがをさせた疑いが持たれている。

事件は男性が府警に被害を申告して発覚。同日午後に竹丸容疑者が男性宅に押しかけるなどトラブルになったため、駆け付けた府警の捜査員が竹丸容疑者を職務質問したところ、容疑を認めたため緊急逮捕した。

捜査関係者などによると、竹丸容疑者は約15年前に府警を退職していた。男性は竹丸容疑者からたびたび暴行を受け、多額の現金を渡していたと訴えているといい、府警は事件の全容解明を進める方針。

■動物愛護法違反の指摘も

多数のゴールデンレトリバーに、大量のドッグフードの空き缶-。大阪府警が傷害容疑で捜索した竹丸泰宣容疑者の自宅は、劣悪な環境で数十頭の犬が放し飼いにされていた。ペットの数が増えて適正な飼い方ができなくなる「多頭飼育崩壊」に陥っていた可能性があり、捜査関係者からは動物愛護法違反の可能性も指摘されている。

1日午後1時過ぎ、かみつき防止のためとみられる防護服を身にまとった捜査員らが容疑者宅に入った。室内にいた犬が一斉にほえ始め、閑静な住宅街に大きな鳴き声が響く。数分後に出てきた捜査員の1人は「これは無理や、探されへん」とつぶやいた。

近隣住民らによると、竹丸容疑者は10年以上前に民家に転居。周囲には「犬のブリーダーをしている」と話していたという。最初は6頭だったが、日を追うごとに繁殖し、数十頭にまで増加。大型犬を含めて放し飼いの状態だった。玄関先にはドッグフードの空き缶や糞(ふん)尿が入ったゴミ袋が無造作に置かれ、夏場にはハエがわくなど不衛生な状況が何年も続いた。

近所の60代女性は「ここ10年は朝晩問わず、犬の鳴き声がして窓も開けられず苦痛だった」と話す。犬の鳴き声や異臭は年々悪化したため、複数の住民が行政などに相談を持ちかけたが改善されなかったという。

また、別の女性は「数年前に住民の相談で民家を訪ねた行政職員を(竹丸容疑者が)怒鳴って追い返していた」と証言する。近所の60代女性は「犬の扱いも雑で、栄養状態の良くなさそうな見た目の犬が多く、虐待だと思った。怖くて距離を置いていたが、みんな我慢していた」と憤った。

一方で、大阪府動物愛護管理センター泉佐野支所の担当者は「多頭飼育で困っているという相談があったかは個人情報のため、回答できない」としている。