経団連の夏季フォーラム閉幕、持続可能な資本主義に向け総括提言

経団連の夏季フォーラムは1日、日本経済の成長やサステナブル(持続可能)な資本主義への転換を促すための総括提言をまとめ、2日間の日程を終えた。

総括提言では、格差拡大や気候変動、地政学リスクの高まりといった課題を指摘。「今こそ政治には、強い危機感を持ってリーダーシップを発揮し、短期のみならず長期の国家ビジョンを掲げ、これら諸課題を日本再生のチャンスに変えるべき」と訴えた。

またサステナブルな資本主義を実現するため、デジタル技術で社会課題などを解決するDX(デジタルトランスフォーメーション)と、再生可能エネルギーなどの活用を進めるGX(グリーントランスフォーメーション)を推進すべきと強調。人口減少への対応や働き方改革、地方創生、財政健全化なども重要課題として挙げた。

閉幕後に記者会見した十倉雅和会長は「(岸田文雄自民党新総裁という)新たなリーダーが誕生し、日本が大きな転換点を迎える中で、経団連としてわが国の成長に向けた確固たる戦略を提示する必要があり、その意味でも絶好の機会となった」と述べた。