大人の宮城が「飛ばして」12勝目 オリックスが首位奪取

【オリックスーソフトバンク】7回1失点の好投で12勝目を挙げたオリックスの宮城=10月1日、京セラドーム大阪(河田一成撮影)
【オリックスーソフトバンク】7回1失点の好投で12勝目を挙げたオリックスの宮城=10月1日、京セラドーム大阪(河田一成撮影)

京セラドーム大阪で1日に臨んだソフトバンク戦で、オリックスを9月7日以来の首位に押し上げた立役者は2年目左腕の宮城だった。8月21日の西武戦(京セラ)以来、5試合ぶりの勝利。そして同25日に20歳になって初勝利。「もっと早くと思っていましたが、いい勝ち方ができてよかった」とほっとした表情を見せた。

シンプルな投球に徹した。立ち上がりから腕を振り、150キロ前後のストレートを軸に飛ばした。打たれると考えすぎ、深みにはまっていた自らを省みて「打たれたら相手が上」と割り切って臨んだことが7回1失点、無四球の好投を呼んだ。中嶋監督は「いつもより真っすぐのキレがよかった。吹っ切れたというか、背負っていたものが抜けたのかなという感じ」とひと皮むけた左腕を評価した。

攻撃は少ないチャンスをものにした。六回に宗の適時打、七回には暴投で1点ずつ。どちらも犠打で走者を三塁に送っていた。中嶋監督は「全員に何とかしようという気持ちがあった」と振り返った。

引き分けを挟んで5連勝となり、ゲームが雨で中止になったロッテに代わり、0・5ゲーム差で首位に立った。勝ち星が12となった宮城は「これからもみんなといっしょに頑張ります」と力強くファンにアピール。指揮官は「目先の試合を全力で勝ちにいくだけ」と勝負の10月を見据えた。(鮫島敬三)