自民党の岸田文雄総裁が起用した党四役が1日、党本部で共同記者会見に臨んだ。要旨は以下の通り。
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甘利明幹事長「岸田文雄新総裁が掲げる『老壮青』、多様な人材を登用して活力ある、開かれた党運営の理念をしっかり支えて党を率いていきたい」
福田達夫総務会長「総務、国会議員、党員、全日本の国民の声をしっかりと自民党の運営に生かしていく」
高市早苗政調会長「衆院選も迫っているのでスピード感をもってしっかりと公約集を作り上げたい」
遠藤利明選対委員長「次の衆院選をしっかりと勝ち抜くことが最大の課題だ。公明党ともしっかり連携を取り、十分な態勢を作る」
--岸田氏が総裁選で訴えた政策をどう公約で実現するか
高市氏「(岸田氏が掲げる)『新しい日本型の資本主義』の姿を明らかにしたい。もう一度、分厚い中間層を再構築するため、税制も含めて手法の具体化が必要だ」
--甘利氏の過去の政治とカネの問題について
甘利氏「この事件に関して事情を全く知らされていなかった。寝耳に水だった。検察の捜査結果は当然不起訴になると信じ、そうなった。検察審査会も同じ結論を出している」
--党役員人事や閣僚人事では甘利氏が所属する麻生派から登用が多い
甘利氏「岸田氏は若手の有望な人材の登用と、女性をできるだけ配置したいという考えだ。派閥とポストの整合性がとれない点はあるのかもしれない」