ワタミが全従業員に抗原検査 営業再開店舗で

外食大手ワタミは1日、営業を再開する居酒屋店舗などに関し、抗原検査を実施済みと分かるバッジを、全従業員に付けて接客を行うと発表した。この日、渡辺美樹会長兼社長がオンライン会見を開き、「ウィズコロナで店を選ぶ基準は安心。お客さま、従業員ともに安心できる環境整備に努める」と述べた。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言などが全面解除されたことを受け、ワタミは1日から約350店舗を再開する。店にはサーマルカメラや、二酸化炭素濃度を測定するCO2センサーなどを新規導入し、グループで月額約1千万円を感染対策に充てるという。

一方、「時間制限を守らない店舗が今以上に増えると想像する。制限を守らない店との闘いは非常に不利で苦戦する」と指摘。厳しい基準をクリアした店では4人以内なら制限なしで酒類の提供が可能になる千葉県独自の「認証制度」を例に挙げ、「厳しい条件付きの全面解除が望ましい」と訴えた。

また自民党の岸田文雄総裁には、PCR検査の積極的な実施や感染者の増加に備えた対策を取るよう要望。「外食業として期待している。総裁選の公約をしっかり守っていただきたい」と述べた。

ワタミはこれまでに、11月に新規出店する新業態の飲食店で、ワクチン接種かPCR検査を実施済みとするバッジの導入を検討することを明らかにしている。