「九州人として働く」台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊・新処長

台北駐福岡経済文化弁事処の新処長に就任する陳銘俊氏=30日午後、福岡市早良区
台北駐福岡経済文化弁事処の新処長に就任する陳銘俊氏=30日午後、福岡市早良区

台湾の領事館に相当する台北駐福岡経済文化弁事処の処長に10月1日付で就任する陳銘俊氏が、産経新聞のインタビューに応じ「九州・山口と台湾の関係をどこよりも密接なものにしたい」と述べ、関係深化に強い意気込みを見せた。詳細は以下の通り。

日本の国際交流にあって九州は先端を走っています。台湾にとっても九州は身近な存在です。

先の大戦前、台湾の近代化に大きく貢献した日本人の多くは九州や山口の出身でした。また今回、福岡赴任が決まってから初めて知ったのですが、親しくしている医師のお父さまが九州大医学部の出身でした。

このような環境の上で処長となる身としては、弁事処を留学生や日本在住者にとって実家のような存在とすることに加え、九州・山口の日本人や企業にさまざまなサービスを提供できるところにしたい。

観光や経済、文化などあらゆる分野で台湾とのパートナーシップを樹立する際、台湾の政府や企業との架け橋になります。台湾の外交官としてはもちろん、九州人としての自負も持ち、先頭に立ってやっていきます。

× × ×

経済関係では、台湾の世界的半導体メーカー、TSMC(台湾積体電路製造)が、熊本県などに新工場を建設する検討に入っていると伝えられています。日本だけでなく、世界各国が誘致に意欲を示しています。有利な条件、環境が作れるよう、私もできる限りのことはやりたいと思っています。

観光では、台湾からの日本旅行熱は高いが、日本人で台湾に一度も来られたことがない人は多い。一方通行はよくない。観光当局と台湾への旅行を奨励する施策が取れないか、調整しています。

会員限定記事会員サービス詳細