岸田新総裁あいさつ全文「明るい日本の未来目指し努力する」

【自民党総裁選2021】自民党総裁選挙で新総裁に選出され菅義偉首相に花束を贈呈する岸田文雄総裁(手前)=29日午後、東京都港区・グランドプリンスホテル新高輪(春名中撮影)
【自民党総裁選2021】自民党総裁選挙で新総裁に選出され菅義偉首相に花束を贈呈する岸田文雄総裁(手前)=29日午後、東京都港区・グランドプリンスホテル新高輪(春名中撮影)

29日に東京都内のホテルで行われた自民党総裁選後の両院議員総会での岸田文雄新総裁のあいさつは次の通り。

ただいま自由民主党総裁に選出をいただきました岸田でございます。まず、この総裁選挙に当たりまして、全国の党員、党友の皆様方、そして全国の党組織の皆様方、また党本部の職員の皆様方に心からお礼を申し上げたいと存じます。コロナ禍において、自由民主党総裁選挙、この大切な選挙を行うことができたこと、本当に多くの皆様方のご努力があったことと存じます。心から感謝を申し上げます。

そして、ともに総裁選挙を戦っていただきました河野太郎さん、高市早苗さん、そして野田聖子さん、この総裁候補の皆さん、そして、それぞれの総裁候補を支えられたそれぞれのチームの皆さん、皆さんのおかげで、大変有意義な政策論争をすることができました。皆さんのご努力に心から敬意を表し、申し上げたいと思います。

そして、何よりも、このコロナ禍の中、コロナ対策をはじめ、さまざまなわが国の難題、課題に対して最前線でご努力を続けてこられました菅(義偉)総理・総裁に心から感謝と敬意を表し、申し上げたいと存じます。誠にありがとうございました。

私は、今からひと月ほど前、8月の26日に総裁選挙に立候補を表明いたしました。多くの国民の皆さんが、政治に国民の声が届かない、政治が信じられない、そうした切実な声を上げておられました。私は今や、わが国の民主主義の危機にある、こうした強い危機感を感じ、わが身を省みず、誰よりも早く、この総裁選挙に立候補を表明させていただきました。

そして、総裁候補それぞれが、国民の皆さんに沿って、そして国民の声に耳を澄まし、建設的な政策論争を行う、そのことによって自民党が国民政党であり、国民にしっかり向き合い、自由闊達(かったつ)な政党であるということを示すことができたと考えています。

私たちはこれから衆院選挙、そして参院選挙に臨んでいかなければなりません。私たちは生まれ変わった自民党をしっかりと国民の皆さんに示し、支持を訴えていかなければなりません。総裁選挙は終わりました、ノーサイドです。全員野球で自民党が一丸となって、衆院選挙、総選挙に、そして参院選挙に臨んでいこうではありませんか。

足元においては、引き続き、わが国の国難が続きます。コロナ対策、必死の覚悟で努力を続けていかなければなりません。また、数十兆円規模の経済対策を年末までにしっかり作り上げなければなりません。

新しい資本主義、また「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ、さらには少子化対策など、わが国の未来に関わる重大な課題が山積しています。私は早速、今日から全力で走り始めます。全国の党員の皆さん、そして国会議員の皆さん、ぜひ一緒に走っていただきたいと思います。

岸田文雄の特技は、人の話をしっかり聞くということであります。ぜひ皆さんと一緒に開かれた自民党、そして明るい日本の未来を目指して努力をする覚悟であります。皆さまのお力添えを心からお願い申し上げて、ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。