人生が続く限り、家事に終わりはありません。炊事、洗濯、掃除、片付け、買い物など、挙げたらきりがないほど、家の仕事はたくさんありますが、暮らしの変化に合わせて家事への向き合い方が少しずつ変化しているのを感じています。
私の場合、結婚後は手の込んだ料理を作ったりして家事を楽しみましたが、子育てが始まると、朝から晩まで忙しくなり、その余裕はなくなりました。家の中が片付かない状態になり、完璧にこなせなくて自己嫌悪になるほどでした。
そんな時代を経て、私は家事のルールを作りました。それは「完璧を求めない」です。大事なのは継続すること。つまり、家族が気持ちよく生活できる最低限の環境が維持できるかです。
私は休日の前の日の晩は食器洗いをせず、食後はゆっくりと自分の時間を取ることにしました。シンクには、食器や鍋を水に浸した状態で置いておき、翌朝、ゆっくりと片付けます。
翌日が平日だと朝、慌ただしくなるため、どんなに遅くなっても洗い物を片付けてから寝ています。
最近では、在宅勤務中の夫が家事をしてくれることも増えました。すると私も家事と向き合う気持ちに余裕が生まれ、休日に時間をかけて料理を作るようになりました。
あまり頑張りすぎないことが、家事を継続するコツなのだと思います。
週に1度、家事をリセットする日を作ることで、気分をリフレッシュしてみませんか?
(日本ホームステージング協会 代表理事 杉之原冨士子)