自民党総裁選

千葉県民はコロナ、経済、外交に注文

【自民党総裁選2021】自民党総裁選を前に決起集会に臨んだ岸田文雄前政調会長=29日午後、東京都港区(桐山弘太撮影)
【自民党総裁選2021】自民党総裁選を前に決起集会に臨んだ岸田文雄前政調会長=29日午後、東京都港区(桐山弘太撮影)

自民党総裁に岸田文雄氏が選出されたことを受け、千葉県民からは新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ経済の立て直しを求める声など、さまざまな意見が聞かれた。

千葉市中央区の女性会社員(30)は、「河野太郎さんより岸田さんを支持していたので良かった。コロナの影響で一部の業界が潤う一方、観光業などは疲弊している。やみくもに自粛などを呼び掛けるだけでなく、経済を回復させるための政策を行ってほしい。韓国への対応など、外交もしっかりとやってほしい」と注文を付けた。

千葉市中央区の男性会社員(56)は、「今までと変わらないと思う。コロナ禍に伴う経済対策や景気回復のほか、国民の声に真剣に耳を傾けてくれることに期待している」と話した。また、千葉市美浜区の男性会社員(32)は、「国民の暮らしを守る政治をしてほしい。岸田氏の当選は予想通り。新型コロナ対策などさまざまな難しい問題が残るが、しっかりと取り組んでくれることに期待する」と語った。

船橋市の女性会社員(64)は、「さまざまな政策に積極姿勢の河野さんを支持していたので残念だ。でも、コロナで困っている国民をフォローする政策を打ちだしてくれれば、岸田さんにも親しみが湧いてくるだろう」と述べた。

松戸市の男性会社員(32)は、「企業や富裕層への優遇をやめ、低賃金化が進んで生活が苦しい若い世代、とりわけ子育て世代への手厚い支援をお願いしたい」。松戸市の主婦(66)は、「ワクチンで迷走した河野氏には問題が多いと感じていた。女性候補2人にも違和感があり、岸田氏が選ばれたのは当然。年金を減らさず、なくさない政策を着実に実行してほしい」と話した。

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