福岡・久留米市でベンチャー企業が免疫検査キット開発

免疫検査キットの完成を大久保勉市長に報告するヘルスケアシステムズの瀧本陽介社長(左)
免疫検査キットの完成を大久保勉市長に報告するヘルスケアシステムズの瀧本陽介社長(左)

福岡県久留米市の「福岡バイオインキュベ―ションセンター」にある研究所でバイオ関連の研究開発を進める名古屋大学発のベンチャー企業「ヘルスケアシステムズ」(名古屋市)は29日、自宅で簡単にできる免疫検査キットを開発し、販売を始めたと発表した。

免疫検査キットは、唾液を採取して郵送すると、免疫に関わる抗体の一つのIgA抗体の数値を測定。全国平均値と比較ができる。IgA抗体は、さまざまな種類のウイルスや細菌の侵入を防ぐ働きがあり、減少すると病気にかかりやすくなることが知られている。検査キットで生活習慣のアンケートに答えると、改善点をアドバイスする。

ヘルスケアシステムズは同センターで、検査キットの臨床研究を実施。久留米市職員と家族も検体の唾液を提供して協力してきた。この日は、ヘルスケアシステムズの瀧本陽介社長が同市役所を訪問。大久保勉市長に検査キットの完成を報告した。大久保市長は「今後とも連携しながら市民の健康向上のため活用法を検討していきたい」と述べた。