自民党の石破茂元幹事長は29日、同日投開票された党総裁選で自身が支持した河野太郎ワクチン担当相が敗れたことについて「できる限りのことをやって、結果が出せなかったのは残念だ。総裁選で知り合った多くの同志と日本の政治が良くなるように努力したい」と述べた。東京都内で記者団に語った。
「(河野氏は)ほとんどの県で1位という得票だった。多くの地方の支持をもらったにもかかわらず、議員票が思うように伸びなかった。なぜ落差が生じるのかは党全体として考えないといけない」とも語った。
1回目の投票で、河野氏の党員・党友票は169票で、新総裁に選出された岸田文雄前政調会長の110票を上回ったが、国会議員票で逆転された。