東京地検は29日、交換業者として国に無登録で「ワールドフレンドシップコイン」(WFC)と呼ばれる暗号資産(仮想通貨)を販売したとして、資金決済法違反の罪で、取引を担っていた運営会社代表、紙屋道雄容疑者(71)を起訴した。
起訴状によると、平成30年11月~31年2月ごろ、金融庁の登録を受けず、東京、神奈川、石川、岐阜の1都3県の男女6人に仮想通貨を販売したとしている。
警視庁が8日、同法違反容疑で逮捕していた。地検は29日、ともに逮捕された元経理責任者ら6人を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。