新教科「情報」浪人生に別問題 令和7年共通テスト、経過措置

文部科学省=東京・霞が関
文部科学省=東京・霞が関

文部科学省は29日、現在の中学3年が受ける令和7年1月の大学入学共通テストで、新たな出題教科「情報」の浪人生向けの別問題を作成すると発表した。高校の学習指導要領の改定で、現役生が必修で学ぶプログラミングの内容を履修していない浪人生が出るため、経過措置を設ける。

現在の情報の指導要領は、情報通信技術(ICT)が社会に与える影響などがテーマの「社会と情報」と、情報処理技術を学ぶ「情報の科学」の2科目から選択して履修すると規定。8割の生徒がプログラミングを含まない「社会と情報」を履修している。

4年度から実施される新指導要領では、現行2科目が「情報Ⅰ」に統合されて必修となり、全ての高校生がプログラミングやデータ分析を学習することになる。

7年1月の共通テストから「情報Ⅰ」の内容を「情報」として出題するが、現行指導要領で学ぶ浪人生の多くはプログラミングなどを学んでいないため、一部の内容を除外した問題を選べるようにする。

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