自民党の岸田文雄新総裁は29日の記者会見で党役員人事や組閣で党総裁選で岸田氏に敗れた河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の3氏を起用するか問われ「一緒に政策論争をする中で素晴らしさを実感させていただいている。党内において能力を発揮していただけるようなことを考えていきたい」と述べ、3氏を処遇する意向を示した。
党役員人事の時期に関しては「早急にたたき台を作り、確認したい。できるだけ急ぎたいが、あす1日はかかるのではないか」と述べた。幹事長については「大変重たい重要な役職だ。これからしっかり調整したいが、まだ具体的な名前が確定したものではない」と述べるにとどめた。
一方、総裁選で総裁以外の党役員の任期を3期3年までとする考えを示していたことについて「自民党改革に対する思いは1ミリたりとも後退していない。しっかり自民党改革を行っていきたい」と強調した。