関係先金庫から2億5千万円 偽版画売り上げか 偽版画事件 - 産経ニュース

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関係先金庫から2億5千万円 偽版画売り上げか 偽版画事件

警視庁築地署に入る加藤雄三容疑者=9月、東京都中央区(鴨川一也撮影)
警視庁築地署に入る加藤雄三容疑者=9月、東京都中央区(鴨川一也撮影)

有名画家の偽版画が大量に流通した事件で、著作権法違反容疑で逮捕された大阪府池田市の元画商、加藤雄三容疑者(53)の自宅などを警視庁が家宅捜索した際、金庫から現金約2億5千万円が発見されていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は偽版画の販売によって多額の利益を得ていた可能性があるとみて調べを進めている。

加藤容疑者と奈良県大和郡山市の版画工房経営、北畑雅史容疑者(67)は、平成29年1月~31年1月、著作権者の許諾を得ず、東山魁夷(ひがしやま・かいい)の「白馬の森」など5作品計7点の偽版画を制作したとして逮捕された。

捜査関係者によると、警視庁は昨年12月、加藤容疑者らの自宅などを家宅捜索し、片岡球子や有元利夫ら日本人画家6人、ピカソやシャガールら外国人画家6人の計12人の版画約80点を押収した。

その際、加藤容疑者が金庫に現金約2億5千万円を保管していたことが判明。この現金はその後、銀行口座に移されたとみられ、口座には現在、計約6億2千万円が入っていることが確認されている。警視庁は偽版画の販売による売上金が含まれているとみて調べている。