台湾日本人物語 統治時代の真実(40)「電力の島」へ壮大な構想 松木幹一郎2021/9/29 10:00喜多 由浩有料プラン記事コラムその他台湾日本人物語反応朝日が湖面に映える日月潭 (西条市役所提供)戦前の日本人の発想力と、そのスケールの壮大さときたら、安定志向に陥りがちな現代人には、とてもまねができない。たとえば、台湾や朝鮮での発電所建設である。昭和16年から発電を開始した朝鮮の「水豊(すいほう)ダム」は満洲国の国境を流れる鴨緑江(おうりょくこう)に建設された。その水力発電所は世界最大(当時)の10万キロワット発電機を7基(計70万キロワット)も備え、朝鮮内の一般電力需要をカバーしてあまりある。反応