【安野光雅が描く洛中洛外】もう一度見たい作品13位 「法然院の椿」 - 産経ニュース

メインコンテンツ

安野光雅が描く洛中洛外

もう一度見たい作品13位 「法然院の椿」

法然院の椿
法然院の椿

以前、講談社から椿の本が出て、わたしはそのデザインの仕事をした。

当然、法然院の椿が出てきたが、なかでも、中庭にある斑(ふ)入りの銘木はわたしが初めてみる、あでやかな椿だった。

法然院は谷崎潤一郎のお墓があることでもしられ、高峰秀子さんが谷崎の「細雪」に出演したこともあって、高峰さんとお墓に参ったことがある。自然の石に「寂」と1字彫っただけのつつましいものだった。

法然院は椿の寺である。寺の門へ向かう、割に広い道にはまるで雪のように椿が散り敷いている。(あんの みつまさ=画家、抜粋)

■令和四年カレンダー「安野光雅 洛中洛外」発売