バイデン大統領が3回目接種 ワクチン促進呼び掛け

バイデン米大統領は27日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を受けた。米国では24日、65歳以上の高齢者らに3回目接種が始まった。根強いワクチン反対論を背景に接種率が伸び悩んでいることから、バイデン氏は国民に「命を救い、子どもの安全を守り、学校を開いて経済を発展させるにはワクチン接種が必要だ」と呼び掛けた。

米国では、ワクチン接種はマスク着用と並んで右派などの拒否感が強く、政治的な対立を巻き起こしている。バイデン氏はこうした状況を念頭に「成人のうち23%は1回も接種を受けず、その少数派が多大な損害を与えている。正しいことをしてほしい」と訴えた。

米疾病対策センター(CDC)は65歳以上の高齢者のほか、介護施設入所者、18~64歳で持病のある人、医療従事者らに3回目接種を勧告した。2回目から6カ月以上経過した人が対象となる。(共同)

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