菅首相記者会見詳報

(6)「今後は派閥ではなく勉強会」

記者会見する菅義偉首相。右は尾身茂会長=28日午後7時22分、首相官邸(代表撮影)
記者会見する菅義偉首相。右は尾身茂会長=28日午後7時22分、首相官邸(代表撮影)

=(5)から続く

--厚生労働省の組織の問題をどう考えるか

首相「厚労省は予算的にも、また仕事量からしても、やはりあまりにも巨大になりすぎて、そしてまた、厚生労働省関係の仕事が今どんどんどんどん増えてきております。

そういう中で、やはり大臣の他に、担当大臣とか、複数大臣制にするとか、あるいは最終的には、組織全体の分割見直しというのは、ここは私は避けて通れないというふうに思ってます。私自身もこの1年半にわたるコロナ対応を行ってきて、そこは極めて大事なことだと思ってます」

--海外では日本の首相が1年ごとに代わる時代に戻るのではないかと懸念がくすぶる

首相「外交については信頼、そして継続性と一貫性、ここが当然一番必要だというふうに思います。そういう中で、総理が1年ごとに代わるというのは、そこは国益から考えれば、そこはそういうことはすべきじゃないというふうに思っています。

私自身、総理として、さまざまな仕事に答えを出すには1年は短すぎるというふうに感じてますが、政府一体となって取り組んできたり、例えば、今回の私の訪米に際して、日米豪印のクアッドでさまざまなことを決めてきました。

ただこれはそもそも安倍(晋三)前総理が提唱して、そして、米国で政権が交代をしてインドが入ってきたんです。それで今回初めて4カ国の首脳が対面で行いました。やはり一つの政党ですから、そうした外交にも基本的な考え方は変わりありませんので、そこは、今回はすんなり入れたのかなというふうに思います。

いずれにしろ、『自由で開かれたインド太平洋』構想というのを4カ国の首脳で方向性を出したわけでありますから、そうしたことには影響はないというふうに思ってます。ただ、やはり一定の期間やった方がそれは当然、国益にかなう。こういうふうに思います」

--知的障害者施設のワクチン接種をどう考えるか。『バータスグローバル協議会』という国際的な協議会があり、横浜へスペシャルオリンピックスを誘致したいといっている

首相「まずワクチン接種でありますけれども、障害者施設への入所者、従事者に対する接種について、調査をさせていただきました。この前、ご質問いただいたもんですから。結果として、8月末時点での入所者については、9割の施設で1回目の接種7割、約7割の施設で2回目の接種が完了していると、そういう状況でありました。

そこの従事者については、9割の施設で1回目の接種、8割の接種2回目の接種が終了しているということでありましたので、そこは他と比較をして、遜色はないというか、多い状況だというふうに思います。いずれにしろそうしたことも十分配慮しながら、対応はさしていただきたいというふうに思います。また、横浜でバータスですか」

--バータスグローバル協議会

首相「はい。私自身詳細を承知しておりませんので、今後調べてご報告させていただきたいと思います」

--党内に首相を支持する議員グループがあるが、派閥に衣替えすることは

首相「私自身、今後の自分の政治活動をどういうふうにこうするということはまだ正直決めてません。ただ、政策の実現について、自分が掲げたものがありますので、そうした政策の実現には取り組んでいきたいというふうに思ってます。

ですから、私のグループって、いろんな私、人たちとお付き合いをしてますんで、さまざまな勉強会っていうのはやっていきたいというふうに思ってます。派閥ということでなくて、政策の勉強会をやっていきたい。こういうふうに思います」

=(7)に続く