将棋界初の姉妹対決 里見香奈女流四冠、妹の咲紀女流初段下す

マイナビ女子オープン本戦の姉の里見香奈女流四冠(右)と妹の咲紀女流初段の姉妹対決は姉が制し、感想戦に臨む姉妹=27日午後、大阪市福島区の関西将棋会館
マイナビ女子オープン本戦の姉の里見香奈女流四冠(右)と妹の咲紀女流初段の姉妹対決は姉が制し、感想戦に臨む姉妹=27日午後、大阪市福島区の関西将棋会館

将棋の「第15期マイナビ女子オープン」本戦1回戦で、姉の里見香奈女流四冠(29)=清麗・女流名人・女流王位・倉敷藤花=と妹の里見咲紀女流初段(25)の姉妹の対局が27日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われ、姉の香奈女流四冠が99手で勝ち、ベスト8に進出した。日本将棋連盟によると、女流棋士の姉妹は5組いるが、公式戦で対局するのは里見姉妹が初という。

姉妹は島根県出身。香奈女流四冠は平成16年に女流棋士となり、現在、女流タイトル獲得数が44期でトップ。咲紀女流初段は28年に女流棋士となった。動画投稿サイトのユーチューブでも活躍中だ。

対局は香奈女流四冠が先手で、得意の振り飛車ではなく、居飛車を選択。咲紀女流初段は中飛車で挑んだ。中盤から少しずつ優位を築いた香奈女流四冠が、終盤も押し切った。

終局後、香奈女流四冠は「純粋に対局ができることを楽しみにしていた。どんな将棋を指そうかと、いつもと違って楽しい気持ちで作戦を立てた」と振り返った。

咲紀女流初段は「戦型から予想が外れ、対抗形にならないと思っていたので、手の内が知られているのかなと感じた」と話した。

マイナビ女子オープンは8つある女流タイトル戦のうちの一つ。タイトル保持者は「女王」を名乗る。現在の保持者は西山朋佳女王(26)=女流王座・女流王将。