菅首相「米国のTPP復帰は重要」 次期内閣での入閣を否定

日米豪印4カ国首脳会合で、あいさつする菅首相=24日、米ワシントンのホワイトハウス(共同)
日米豪印4カ国首脳会合で、あいさつする菅首相=24日、米ワシントンのホワイトハウス(共同)

【ワシントン=田村龍彦】訪米中の菅義偉首相は25日午前(日本時間同日夜)、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「米国の復帰は重要と考えている」と述べた。24日の日米首脳会談や日米豪印首脳会合でのTPPに関するやり取りの詳細は明かさなかった。米ワシントンのホテルで行った同行記者団との懇談で語った。

また、自民党総裁選(29日投開票)で選出される事実上の次期首相に閣僚ポスト就任を打診されても応じない意向を示した。

総裁選に出馬している河野太郎ワクチン担当相が年金制度改革を訴えていることについては「候補者が政策を掲げて議論するのは望ましいことだ」と理解を示した。河野氏は全額税方式による「最低保障年金」の導入を主張し、他候補から「非現実的だ」(岸田文雄前政調会長)などと批判を浴びている。

新型コロナウイルスの感染状況改善に伴い、19都道府県に発令している緊急事態宣言を今月末に解除するか問われ「状況は確実に好転している。専門家の意見も聞いて判断したい」と述べた。経口治療薬に関しては「早ければ年内にも実用化できる可能性がある」と説明した。