韓国与党予備選 党の地盤でも李在明氏が勝利 優勢強まる

【全州(韓国南西部)=時吉達也】来年3月の韓国大統領選に向けた与党「共に民主党」の党内予備選で25~26日、同党が地盤とする南西部・全羅道(チョルラド)地域の投開票が行われ、首位を走る李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が、49・7%の得票率で李洛淵(ナギョン)元首相(43・9%)を破った。

過去の同党予備選は、同地域を制した候補者がいずれも勝利しており、10月10日まで続く予備選での李在明氏の優勢が強まりそうだ。

李洛淵氏は25日、かつて道知事を務めた全羅南道の開票で李在明氏を0・17ポイント上回り、全国11地域を巡回する地区投票の5カ所目で初めて勝利したが、26日の全羅北道の開票では16ポイントの大差で敗れた。

26日の開票後、李在明氏は苦戦が予想された全羅道地域での勝因について、記者団に対し「圧倒的勝利で党の内部分裂の解消を図る」民意が働いたと強調。「期待以上だ」と笑顔を見せた。

予備選には、党員や事前登録した一般有権者が巡回地区投票などを通じ参加。序盤戦では李在明氏がいずれも50%超の得票を獲得、李洛淵氏を20ポイント以上引き離していた。

しかし、李在明氏がソウル近郊、城南(ソンナム)市の市長在職当時、同市の都市開発事業で民間出資者側が投資金の千倍を超える配当金を得ていたことが今月に入り発覚。野党側は李在明氏が利益誘導を図った疑いがあると追及し、直近の世論調査では支持率が李洛淵氏と僅差になっていた。