総裁選ドキュメント

河野氏、虐待被害ケアなどで意見交換

虐待を受けた子供の精神的負担軽減のために活動する「付添犬」とふれあう河野太郎ワクチン担当相=26日午後1時ごろ、国会内(大島悠亮撮影)
虐待を受けた子供の精神的負担軽減のために活動する「付添犬」とふれあう河野太郎ワクチン担当相=26日午後1時ごろ、国会内(大島悠亮撮影)

自民党総裁選(29日投開票)に立候補している河野太郎ワクチン担当相は26日、虐待を受けた子供を支援するNPO法人「神奈川子ども支援センターつなっぐ」の関係者らの表敬訪問を国会内で受けた。

同団体は虐待を受けた子供のケアに「付添犬」との触れ合いを生かす取り組みを進めている。国内で6頭いるという付添犬の活動について説明を受けた河野氏は「もっと頭数を増やして全国展開ができるような状況に早くしていきたい」と述べた。

同団体によると、米国で付添犬は、虐待や事件などの被害者となった子供の司法面接や裁判所での証人尋問の場で子供たちに寄り添い、精神的な負担の軽減に役立てられているという。

また、河野氏は同日、国会内で全日本ろうあ連盟の代表者との意見交換を行った。同連盟は聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会「デフリンピック」の2025(令和7)年東京招致や手話言語法の制定に向けて協力を要請。これに対し河野氏は「日本で誰一人取り残されることがないようにバックアップしていきたい」と述べ、支援する考えを示した。

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