韓国で新規感染者が初の3千人台 連休明けに急増

25日、ソウルで新型コロナウイルスの検査を受ける市民(共同)
25日、ソウルで新型コロナウイルスの検査を受ける市民(共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国の防疫当局は25日、新型コロナウイルスの24日の新規感染者が3273人に上ったと発表した。韓国で1日当たりの新規感染者が3000人台になるのは初めて。過去最多だった前日の2431人から840人以上急増した。

韓国では22日まで中秋節「秋夕(チュソク)」の5連休があり、帰省や旅行など大規模な人の移動を受けた感染の拡大が懸念されている。連休に伴う影響は来週以降、本格的に明らかになるとみられており、感染者のさらなる増加が予想されている。

韓国はこれまで感染拡大の押さえ込みに比較的成功してきた。1回目のワクチン接種を終えた人の数が全人口の7割を超えたこともあり、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、10月末ごろに段階的な日常回復を意味する「ウィズコロナ」へ移行できることに自信を示していた。

だが、感染者が減少に転じるとみていた政府の当初の予測と異なる今回の感染者急増を受け、防疫措置の緩和方針の見直しも余儀なくされそうだ。

一方、高齢者を中心にワクチン接種が進んだことで重症者の増加は抑えられており、政府は医療体制に当面、問題はないとみている。