コロナからの立て直し 日光珈琲の切り札「ニッコーラ」

コーヒーをベースに地場産の素材を用いたクラフトコーラ「ニッコーラ」を開発した風間教司さん(松沢真美撮影)
コーヒーをベースに地場産の素材を用いたクラフトコーラ「ニッコーラ」を開発した風間教司さん(松沢真美撮影)

カフェ「日光珈琲」7店舗を運営する栃木県鹿沼市の「風間総合サービス」が、コーヒーをベースに県産品を原料としたクラフトコーラを開発した。その名も「ニッコーラ」。同県日光市にスタンド形式の店舗のオープンも予定で、30日までクラウドファンディング(CF)で資金支援を呼び掛けている。協力者には先行して「ニッコーラ」を提供し、12月のオープンまでにさまざまな意見も取り入れていく考えだ。

地元原材料使った自信作

同社は、社長の風間教司さん(46)が鹿沼市の根古屋路地にある自宅の古民家を改装し、平成11年に10席ほどのカフェ「饗茶庵(きょうちゃあん)」としてスタート。ここを起点に、空き家や廃屋での開業支援、イベント開催で地域の魅力発信に取り組んできた。

現在は栃木、鹿沼、日光各市に7店舗のカフェを運営。昭和レトロな独特の空間で「日光珈琲」ブランドとして多くのファンを集める。自家焙煎のコーヒー豆の卸しや雑貨販売、ゲストハウスの立ち上げ、まちづくり事業などを手掛けている。

そんな同社が開発したニッコーラは「各地のクラフトコーラを研究して原材料を選定した」という自信作だ。コーヒーをベースに栃木・大田原産のトウガラシやユズ、ショウガなどをブレンドしたコーラの原液を炭酸水や牛乳などで割ってさまざまに味わうことができる。

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