園長は獣医さん

動物園を支える縁の下の力持ち

ホッキョクグマにサケのプレゼント
ホッキョクグマにサケのプレゼント

いつの間にか、セミの声が聞こえなくなり、カバのブロンズ像の背後には、パンパスグラスが大きな花穂を秋の風に揺らしています。和名はシロガネヨシ、その大きさ故にお化けススキとも言われています。南米原産だそうです。秋を感じさせますね。

さて、これまで動物のお世話をする飼育展示課、動物診療課の仕事を紹介しましたので、今回は動物園の運営を支える総務課・運営課・施設課の仕事を紹介いたします。

総務課は庶務・経理・人事の3つの担当から成り立っており、職員が働いていく上で欠かせない仕事です。

次に、運営課は運営・企画・教育の3つの担当があり、園の運営やイベントの企画運営、広聴・広報、寄付事業の拡充、教育普及など動物園の役割の一つである社会教育施設としての事業を担当しています。

動物福祉をより推進していくため、10月から、これまであった「応援団」制度の特典をより充実させ、家族で加入いただきやすい「ファンクラブ」制度に一新し、さらにAmazonのほしいものリストを活用した寄付を募るなど、多くのみなさまから動物園を応援していただく仕組みをつくっています。

そして、最後に施設課を紹介いたします。主に建築物や電気設備を担当しており、施設の整備(新設・維持管理)に係る設計・施工・監督およびデザインの調整を行います。動物舎やその関係施設、電気設備関係の維持管理を一手に引き受けています。動物園のリニューアル案「天王寺動物園101計画」に基づく、新規動物舎の建築を担うとても重要なセクションとなっています。

このように、多くの職員の他、清掃・警備・ゲートスタッフ・売店・レストランの外部業者などにより、動物園の運営がなされており、主役である動物たちのため、ご来園のお客さまのために日々働いております。このあとも、進化していく天王寺動物園にぜひご期待ください。

(天王寺動物園園長、理事 獣医師 向井猛)

むかい・たけし 神奈川県藤沢市出身。北海道大大学院獣医学研究科修士課程修了後、札幌市の円山動物園で獣医や職員として勤務した。今年4月から天王寺動物園園長。漫画『動物のお医者さん』に「M山動物園の向田獣医」として登場した。