日本政府が台湾に追加供与した英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン約50万回分が25日、北部の桃園国際空港に到着した。総統府の報道官は「台湾でのワクチン接種率は大幅に上昇した」として「心からの感謝」を表明した。日本政府からの供与は5回目で、計約390万回分となった。
報道官は、台湾が今月、日本に酸素濃縮器約千台と血中酸素濃度を測るパルスオキシメーター1万台を提供したことに触れ、日台間の「善意の循環だ」と評し、協力してコロナ禍を克服できると強調した。
衛生福利部(厚生労働省に相当)によると、台湾で24日までにワクチンを少なくとも1回接種した人は全人口の約51%。(共同)