吉野家の缶詰、帽子に変わる板…最新防災グッズ

具とごはんを缶詰に入れ長期保存を可能にした「吉野家缶飯牛丼」。豚丼(右)も
具とごはんを缶詰に入れ長期保存を可能にした「吉野家缶飯牛丼」。豚丼(右)も

今夏も各地で集中豪雨による被害が相次いだ。10月にかけて台風シーズンも続く。災害に備えてそろえておきたいのが防災用品だ。手で回すことで発電し、スマートフォンの充電もできるラジオといった定番のほか、頭で中心を押し出すと防災キャップに早変わりする板など変わり種の便利グッズも登場している。

東急ハンズ梅田店(大阪市北区)では、平成7年1月に発生した阪神大震災以降、防災用品の品ぞろえを充実させており、梅田店では11階に専用コーナーを設けている。

 ポリエチレン製の板が防災キャップに早変わりする「でるキャップ」
ポリエチレン製の板が防災キャップに早変わりする「でるキャップ」

売り場担当者の岡田弘巳さんがおすすめするのが、防災キャップ「でるキャップ」(4290円)だ。厚さ4センチのポリエチレン素材の板に渦巻き状の切れ目が入り、頭で中心を押し出してあごひもをかけると防災キャップに早変わり。普段は板状で収納場所に困らない。岡田さんは「子供から大人まで、頭の大きさに合わせてフィットしてくれる」と話す。

「ハンズオリジナルSTAYER(ステイヤー)手回し充電式ラジオライト」(5478円)は、災害情報の収集に役立ちそうだ。LEDの懐中電灯にラジオを搭載。太陽電池やハンドルの手回しで発電でき、USBポートにスマートフォンを接続すれば充電もできる。岡田さんは「停電時や電池がなくても使える安心感がある」と太鼓判を押す。

手回しで充電できるラジオ付き懐中電灯「ハンズオリジナルSTAYER手回し充電式ラジオライト」
手回しで充電できるラジオ付き懐中電灯「ハンズオリジナルSTAYER手回し充電式ラジオライト」

入浴ができない断水時や避難所生活に備えておきたいのが、「エピスタプロプルやさしいウエットティッシュL」(711円)。大豆由来の洗浄成分で体の汚れを落とし、肌が敏感な乳幼児にも使える。「歯磨きができないときの口内洗浄にもおすすめ。介護施設などでも使われている」という。

災害時でも食べ慣れたものを味わいたい、そんな欲求を満たしそうなのが「吉野家缶飯牛丼」(756円)。吉野家の牛丼を缶詰にした一品だ。缶詰の中にご飯と具が一緒に入り、容器がなくてもそのまま食べられる。袋入りの清潔な割りばしなどと一緒に用意しておけばより便利だ。

岡田さんによると、防災用品の売り場は大きな災害が発生した直後は需要が高まり、しばらくすると関心が薄れるという傾向が繰り返されているという。

岡田さんは「普段から防災用品が使えるか点検したり、消費期限が近い非常食は食べて補充する『ローリングストック』をしたりして災害に備えてほしい」と呼びかける。(山本考志)

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