野田聖子氏インタビュー詳報「バトンを若い人に」

インタビューに応じる自民党の野田聖子幹事長代行=24日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
インタビューに応じる自民党の野田聖子幹事長代行=24日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)

自民党総裁選(29日投開票)に立候補した野田聖子幹事長代行に24日に行った単独のインタビューの詳報は次の通り。

【出馬の決意】

--4回目の挑戦での出馬。支援する議員とはどんなやりとりがあったのか

「これまで(盟友の)浜田靖一元防衛相から安倍晋三前首相が断トツに強くて反対されたこともあった。『出るな』とは今回は全く言われなかった。『じゃあ、やるか』と淡々とスタートを切った」

【自民党改革】

--国会議員の定年制について、どう考えるか

「例えば党内でDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進といっても、それを決める人たちの年齢層は相当高くて世間と乖離(かいり)がある。率先垂範しないといけないので定年制は必要だ。上部から変えていかないといけない。象徴的なのは役員や閣僚だ」

--選挙区でも定年制を入れるべきか

「その通りだ。やはりバトンを次々と若い人に渡していくという社会を見せないと少子化は止まらない。年齢で(線引きを)決めてはいけないといわれるが一般社会は年齢で決めている」

【子育て】

--具体的にどの段階でどのような支援が足りていないと思うか

「支援が全部、申請型でプッシュ型じゃない。プッシュ型に変えるだけで意識が変わってくる。母子手帳をもらった段階で、『こういうサービスがあります』と(携帯端末の)アプリと連動させてプッシュ型でやっていけば、一気にいろいろな目詰まりしているところが解決される」

【教育】

--教育の現場をどう変えれば子育ての負担を減らすことができるか

「就学前の幼児期の教育は無償化が始まっているが、一歩進めて義務化していくべきだ。家でも教育の場でも、誰かが虐待やいじめなどの異変に気付くことができる制度を作らないといけない。また、幼稚園に行った子供だけが英語を話せるということもあってはならない。それは国の責任だ」

「教師が一番大変なのはプリント作成や保護者への対応など。『バックオフィス(後方支援部門)』をつくり、保護者の相談など総務的なことは専門知識のあるマネジャーがやる。そのくらいしないとだめだ。教員の専門性を邪魔しない環境をつくる」

【雇用形態】

--国民の働き方をどう変えていけばよいのか

「終身雇用の上場企業にスピード感がなく世界に後れを取っている。定年制や終身雇用は昭和の遺物。副業は当たり前でいい」

--企業の定年制をどう考えるか

「政治家は滞留しているから必要としている。しかし、一般企業は少子化で若い社員が減り、(後輩社員が)後ろから来ていないから必要ない」(市岡豊大)

>野田氏インタビュー 選挙区含め全候補に「定年制を」