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コロナ禍2年目のドラフト、高校生の上位指名増えるか

市和歌山の小園健太=甲子園球場(撮影・岩川晋也)
市和歌山の小園健太=甲子園球場(撮影・岩川晋也)

プロ野球がシーズン終盤にさしかかっている中、ドラフト会議が10月11日に開催される。高校生や大学生の進路選択を考慮し、例年よりも時期が前倒しされた形になった。

今回のドラフトでは上位指名候補に高校生投手の名前が多く挙がっている。今春の選抜大会で4強入りに貢献した中京大中京(愛知)の畔柳亨丞、市和歌山の小園健太、天理(奈良)の193センチ右腕・達孝太ら。夏の甲子園大会ではノースアジア大明桜(秋田)の本格派右腕・風間球打がプロのスカウトから高い評価を集めた。

新型コロナウイルス禍で昨年は甲子園大会が春夏続けて中止となったが、今年は春も夏も開催にこぎつけることができた。在阪球団のスカウトからは「練習の視察はまだ制限はある場合もあるが、実戦で多くの選手を見ることができた」との声が聞かれた。高校球児にとっても昨年よりアピールの機会は多かったはずだ。

昨年のドラフト会議では近大の佐藤輝明(現阪神)、早大の早川隆久(現楽天)らに1位指名が競合した一方、高校生の上位指名は少なかった。〝外れ1位〟を含めて高校生の1位指名は3球団にとどまり、2位指名も3人だけ。今年は逸材が多く、多くの高校球児が上位指名に名を連ねることが予想される。甲子園の舞台からプロの世界へ羽ばたく選手が増えれば、コロナ禍でも再び球児たちの夢が広がっていくだろう。(丸山和郎)