プロが指南 就活の極意

失敗を恐れずに早期に選考体験を積んでおこう

スーツ姿で企業説明会の会場に入る学生ら=3月1日、大阪市住之江区(須谷友郁撮影)
スーツ姿で企業説明会の会場に入る学生ら=3月1日、大阪市住之江区(須谷友郁撮影)

「今、何をすべきか分からない」「どんな準備をすれば良いのか分からない」といった質問は年中聞かれる質問となっています。これは受験と異なり何が正解なのか分からないことが理由になることが多いですが、考え過ぎて時間だけが過ぎてしまうこともよくあります。一部では9月の段階で内々定を獲得した学生も出ており、既に就職活動が始まっているといえますので、行動することを大切にしてほしいと思います。

さて、今まで多くの就活生を見てきた中で、早い段階から企業の選考を受けている学生は、最終的には内定を獲得している印象があります。本命だけに絞って対策をしても、いざ本番になると緊張してしまい思うように話せないといったことも往々にしてありますので、エントリーシートを実際に提出したり、面接を受けたりなどの選考をとにかく早めに経験することが最も良い準備方法といえます。

失敗する人の特徴の一つに、何かの準備をする際、まず「インプット」を重視してしまう傾向があります。しかし重要なのは「アウトプット」をいかに早い段階で実行するかです。例えば、英語を話したいので英語力を伸ばしたいと思っていた学生が2人いたとします。一人は学習塾に通ったり、本やCDを使用したりして英語力を高めようとする人。もう一人は海外に1年間留学して英語力を高めようとする人です。

あくまでも一例ですが、「英語を話せるようにする」という目的に対して、インプットを先にする人は、教科書を見て、単語や文法の勉強に始まり、スピーキングに関してはそれらがある程度のレベルになってから取り掛かります。しかし、アウトプットから始めようとする人は「ネイティブの人とまず話してみる」という選択肢を取ってから、話す中で分からなかった表現や単語について調べる作業に注力しています。どちらも正解だと思いますが、短期間の中で準備をしなければいけない就職活動は、後者が適しているといえます。

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