抗原検査キット過信禁物 専門家「陰性でも警戒を」(2/2ページ) - 産経ニュース

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抗原検査キット過信禁物 専門家「陰性でも警戒を」

利用機会は増

国の規制改革推進会議では、現在は医療機関などで使用している医療用のキットについても市販化すべきだとの議論が進んでいる。田村憲久厚労相は今月10日の閣議後記者会見で「薬局で買えるような形を検討している」と述べた。

今後の行動制限緩和策の一環で、イベント参加などの条件に簡易キットの陰性が用いられる可能性もあり、さらに利用の機会が増えることも予想される。

これまで、簡易キットは精度の高いPCR検査や定量検査と比べ、無症状者の感染を見逃す可能性があるとされてきたが、6月に改訂された厚労省の検査指針では、留保付きで無症状者への検査も有効との見解が示された。溝口氏は簡易キットについて「他の人に感染させる可能性がある人を見つけるには効果的だ。感染者が医療機関を受診するきっかけになる」と話す。

一方、同指針では簡易キットについて、感染していても検体のウイルス量が少なければ検知できず、陰性の結果が出ることもあるとしている。溝口氏は「どんな検査手法でも感染者を見逃すことはある。結果が陰性だったからといって気を緩めず、感染への警戒を続けることが重要だ」と強調した。